5分で分かるビンディングペダル【初心者向け】
初心者向けにビンディングペダルについて簡単に紹介します。
ビンディングペダルを付けようか迷っている方へ。
ビンディングペダルはロードバイク乗りの9割以上が付けており、特に坂道において効果を発揮するため、付けた方が良いです。
以下、詳しく説明していきます。
ビンディングペダルとは
ペダルと足(靴)を固定し、ペダリング効率を上げるものです。
ペダルと足がしっかり固定されるので足が滑ることがなくなり、ペダルの効率がよくなります。
また、通常のペダルだと足で踏みながら回しますが、ビンディングペダルだと足を持ち上げて引っ張り上げる時にも力を加えることができます。
そのため、坂道ではビンディングの有無で疲労度が全然違います。
いずれもシマノ製で、形状が異なります。
シューズもそれぞれ専用のものが必要で、互換性はありません。
クリートと呼ばれる部品がシューズの底に付いており、クリートとビンディングペダルが固定されます。
「SPD」と「SPD-SL」の違い
SPDはマウンテンバイク用(クロスバイク用)と言われ、シューズの底は普通の靴と同じく平面です。
そのため、歩く時はいつもと同じように歩くことができます。
一方、SPD-SLはロードバイク用です。簡単に言うとSPD-SLよりしっかりと固定できます。
しかし、その分クリートはシューズの底面より出っ張っており、かかとでよちよち歩きするように歩きにくく、また、クリートが地面にぶつかると傷が付いたり摩耗したりと歩くのに適していません。
入門レベルであれば両者の値段にそれほど差はありません。
どちらを買うべきか
やはりロードバイク用であればSPD-SLを買うのが無難です。
実際、大半の方がSPD-SLを付けています。
歩きにくいのは嫌だ・ロードバイクで旅がしたい・観光名所を回りたい場合は、普段履いている靴を持っていき、履き替えるのが良いでしょう。
SPDを買う場合の補足
ペダルの両面にビンディングがあるタイプがあります。
片面SPDは、片面にしかビンディングがないので、シューズを固定する時に毎回ペダルの向きを確認する必要があります。
反対側がフラット面になっているので、普通の靴でも使用することができます。
両面SPDは両面にビンディングがあるため、ペダルの向きを気にする必要はありません。
その代わり片面SPDより少し重量が重くなります。
オススメは軽さの面で片面SPDです。
ペダルの向きは使用するうちにどちらの面が上か分かるようになります。
(基本的にビンディングの面の方が重いので、下側に来ます。)
普通の靴でも使用できるという利点ですが、ペダル自体が通常の自転車より小さいので漕ぎやすくはありません。それならば元々歩きやすいSPD用のシューズを使用した方が良いと思います。
立ちゴケについて
立ちゴケとは停止時にシューズがビンディングから離れず、コケてしまう現象のことです。
ビンディングに慣れていないうちはやってしまいがちです。
先の信号の状態などを確認し、停止する際には早めに判断してシューズを外す準備をしましょう。
立ちゴケは基本的に停止する時(スピードがゼロの時)に起きるので大事故に繋がることは少ないですが、手をついて痛めたりすることもあるので注意しましょう。
道路に出る前にビンディングの取付・取り外しの練習をしておきましょう。
まとめ
せっかく高いお金を出してロードバイクを買ったけど坂道は全然ラクじゃない!
こんなはずじゃなかった!
と思った方はぜひビンディングペダルを検討してみましょう。
ビンディングペダルのセッティングはサイクルショップでやってもらいましょう。